妥協案ばかり探っていませんか? 会議でしっかり主張をするための価値観~会議でチャレンジする価値観~
仕事では、自分の主張を「議題」として提起してみないと認知されないし伝わらない。
当然、だれもが手放しで賛同してくれることなどありえない。会議では、いろいろな立場、情報、理解などの違いで対立軸ができ、賛成反対と大きく揉めるのは日常茶飯事であろう。まして、自分が提案者で鋭い突っ込みを入れられたら、精神的・体力的な負担は甚大だ。
会議においてあなたはどのような行動をとっているだろうか?
KOTORA25(コトラ25)の価値観診断の傾向から、会議に際してどんどん自己主張しチャレンジしてゆくタイプと、提案を通すために戦略を練って臨むタイプに分けて、行動の解釈を試みたい。
どんどんチャレンジしてゆく人の特徴は、自信意欲があり、概念化思考や対人インパクトを重視するところにある。他方、戦略を練って臨むタイプの特徴は、達成意欲が強く、戦略思考や組織理解を大事に考えるところにある。さらに解析論理思考を最重視している。
あなたは、チャレンジ派であろうか、あるいは、戦略派であろうか?
いつまでも同じことを繰り返して相手が根負けするのを待つあなたはチャレンジ派だ。チャレンジ派の人は、自己制御に長け、大抵のことではめげることはない。それどころか、他者を理解する姿勢に乏しく、自分の意見を重視する傾向であり柔軟性に乏しい。
すぐに妥協案を探り始めるあなたは戦略派だ。戦略派の人は、柔軟性が高いので良い意味でも悪い意味でも妥協点を探し、相手を何らかの形で受け入れようとする。自己に対する意識より組織理解や組織指向の動機が重視されるので、全体で折り合いを付けることが大事と考える。
どちらのタイプであろうと、会議では自分とは違う価値観で対峙してくる人がいることを理解しよう。知的討議(インテレクチュアルファイト)は不可避なのである。是非、上司や部下、同僚のタイプについても考えてみて欲しい。
あなたの仕事の価値観をKOTORA25(コトラ25)で再発見してみましょう! www.kotora.jp/kotora25/
[文責:株式会社コトラ シニアアドバイザー 森健]
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