KOTORA 25の価値観の紹介~その2「思考」:概念化思考、解析的思考、専門性指向、情報収集、戦略的思考
「思考」とは、仕事の進め方を制御するハンドル
KOTORA 25(コトラ25) は、仕事の成果に影響を与える価値観を【2面4区分】の8象限で捉えます。【2面】とは、「自分自身」についての意識や行動と「他者組織」に対する意識と行動に大別します。【4区分】とは、その意識と行動を、さらに「動機」「思考」「理解」「実効」の4つに分類します(合計8象限となります)。
今回は、思考【区分】についてご説明します。「思考」とは、仕事をしてゆく上での考えを整理したり、集中的に分析したり、道筋を作ったりといったプロセス全体をコントロールするハンドルということができます。物事に対峙するときには、各所でさまざまな「思考」が求められます。
まず、自分自身【面】で完遂できる仕事における「思考」について、以下の3つの価値観を紹介します。
概念化思考=概念化や抽象化は大事だと思う
たとえば、ある地域の複数の店頭キャンペーンが成功した(あるいは失敗した)というデータがある場合に、それらのデータのパターンを認識することで全体像やキーポイントを把握して新たなキャンペーンのコンセプトを考えだすなど。
解析的思考=分析や解析は、強力な武器だと思う
たとえば、商品のPOS売上情報を解析し、なぜ売れたか(あるいはなぜ売れないか)の課題を細分化して因果関係や相関関係を把握することで、対策を明確にして優先順位を付けて取り組むなど。
専門性志向=専門性は、強力な武器だと思う
たとえば、金融業界に身を置くビジネスパーソンは、金融の知識やノウハウを体系的に習得し、それを自分で発展させ、実践の中で活用していくのは当然と思うなど。
次に、他者組織【面】と一緒に完遂すべき仕事における思考について、以下の2つの価値観を紹介します。
情報収集=情報はビジネスに大事だと思う
たとえば、一般紙、ビジネス誌、WebニュースやRSSの情報、お客様のIR情報、官公庁の公表データはもとより、お客様との会話、業界団体の集まりでの情報、部下や同僚から聞いたことなど情報の収集自体に高い価値を置き、質量の両面から広く情報を収集するなど。
戦略思考=選択と集中の戦略が大事だと思う
たとえば、競合の牛丼店の売上を超えるという最終目標に向かって、店舗展開やメニューと価格戦略を考え、長期的な視野から予想される事態やインパクトを踏まえ、ヒト・モノ・カネの選択と集中を行うなど。
KOTORA 25(コトラ25) は、あなたの現在の価値観がどのような状態であるかを明らかにするとともに、仕事との関係性を考えやすくなるように25個の価値観で構造化しています。是非、KOTORA25(コトラ25)であなたの価値観を確認してみてください。意外と自分でも知らない意識や行動が見えてきます。
あなたの仕事の価値観をKOTORA25(コトラ25)で再発見してみましょう! www.kotora.jp/kotora25/
[文責:株式会社コトラ マネージャー 清水慶伸]
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