米ペプシコ、「トロピカーナ」ブランドを売却 3600億円
米飲料・食品大手ペプシコは8月3日、「トロピカーナ」と「ネイキッド」といったジュースブランドをプライベートエクイティ(PE、未公開株)ファンドのPAIパートナーズに売却すると発表した。今回の売却は、消費者が糖分の多い飲み物を敬遠しつつあるなかで、ペプシコが成長の早い飲料へ注力する幅広い取り組みの一環。
発表によれば、ペプシコは北米の事業を約33億ドル(約3600億円)でPAIパートナーズに売却し、新会社の株式の39%を保有する。契約の中にはペプシコが後日、最終的に欧州のジュース事業を売却する選択肢も含まれる。
ペプシコのラグアルタ最高経営責任者(CEO)は、今回の売却によって、より健康的なスナックやゼロカロリー飲料などを含む多様な商品群に注力できるようになると述べた。
売却で得られた資金は、バランスシートの強化に使われる。契約の成立は規制当局の承認が条件となり、年内から来年前半になる見通し。
ペプシコのジュース事業は重荷となっていた。オレンジジュースの売り上げは、昨年は新型コロナウイルスの流行のおかげでわずかに増加したものの、過去10年にわたって減少基調にある。
一部の消費者は普通のフルーツジュースを敬遠しつつある。伝統的なフルーツジュースはかつては健康的と考えられていたが、カロリーと糖分だけの飲料とみなされるようになった。現在では、しぼりたての青汁や水、カロリーの少ないものが健康的な飲料と考えられている。
以上、CNNの記事より要約・引用しました。
https://edition.cnn.com/2021/08/03/business/pepsico-tropicana-naked-juice-sale/index.html
おすすめ記事
- 1
-
独立社外取締役(コーポレートガバナンス・コード)について
コーポレートガバナンス・コード 2014年6月にとりまとめられた「『日本再興戦略 ...
- 2
-
独立社外取締役(コーポレートガバナンス・コード)の独立性基準について
独立社外取締役(コーポレートガバナンス・コード)の独立性基準 2014年6月にと ...
- 3
-
これまでの社外取締役/社外監査役の属性・兼任等の状況と、今後の 独立社外取締役(東証ベース)の選任についての調査・考察
株式会社コトラによる社外役員実態報告について 人材ソリューションカンパニーの株式 ...
- 4
-
職場の同僚と理解し合えないのは性格の不一致~人間関係に現れる価値観のちがい 組織理解vs他者理解~
職場の人間関係におけるアプローチについて、価値観の多様性から考えてみます。 相 ...
- 5
-
バブル体験の有無が価値観の差~70年代生まれと80年代生まれの価値観にみる世代ギャップ~
上司が、部下に的確に仕事をしてもらうために知っておくべきこと 「今の若いものは、 ...