不動産金融業界、不動産ファンドからレンダーへの転職 【転職体験記】
前職では不動産ファンドで不動産の鑑定・評価をしていましたが、会社自体で業務を縮小する傾向にあり、評価をしても新規の投資に結びつくことがなかったため、転職活動をスタートしました。
その際に同僚からエージェントをいくつか勧められたのですが、その中の一つがコトラさんでした。インターネットで不動産金融関連のワードで検索しても必ずHPがヒットするので、情報が沢山ありそうだと考え、登録しました。
監査法人では企業に対してさまざまな分析を行いますが、その後実際にそれらの分析を生かして、企業の価値を向上させていくプロセスには関わることができません。私はそのプロセスに関わりたかったので、バイアウトファンドへの転職を目指しました。
その他にも大手のエージェントから不動産金融のみに特化した個人のエージェントまで7社程度幅広く登録しました。
自分でもインターネット等を通して情報収集をしましたが、監査法人か外資系の不動産会社での業務しか見つからなかったので、エージェントにはとにかく一般に出回っていない情報を求めていました。
いくつかのエージェントでキャリアコンサルタントと面談をしましたが、すぐに求人案件を紹介してくれたのは、コトラさんを含め2社だけでした。
コトラさんでは面談当日に3社ご紹介いただき、すぐに選考のプロセスに入ることになりました。書類選考、面接というプロセスはとてもスピーディに進めて頂けました。
選考の過程で大切なことは、とにかく自分が経験してきたことを全部出して、それと企業が求めるものが合っているのかどうかをすり合わせる、シンプルに考えるとそれだけです。
自分が経験してきたことという点では、私の場合は不動産の鑑定・評価という業務ですので、担当した案件の具体的な名称を出して、説明していました。
また鑑定業務に携わっている期間が比較的短かったため、経験が少ないと感じられてしまうリスクがあったので、担当した案件数の多さを強調しました。
その他、周囲が優秀な環境で仕事をしてきて、社内で教育をしっかりと受けてきたこと、不動産鑑定事務所、レンダー、不動産ファンドの経験があるためバランスの良い評価ができることを伝えました。
なお現場の方との面談では具体的な話が多かったのですが、人事の方との面談では抽象的な質問が多く、少し戸惑いを感じることがありました。
人事の方は我々候補者が社風に合うかどうか、人柄を見ているとコンサルタントの方がおっしゃっていたので、これから転職をされる方は、現場の方と人事の方で質問や見ているポイントが異なることを知っておくとよいかもしれません。
転職活動全体を振り返ると、常々感じていたことではありますが、やはりタイミングが大切だと実感いたしました。市況もあまり良くないため、もっと時間がかかるかと思っていましたが、良いポジションをご紹介いただけて感謝しています。
今までもそうでしたが、これからも日頃から仕事の質・量を意識して、自分を高めていきたいです。
Profile | 30代、男性、有名私立大学卒 |
---|---|
前職 | 不動産ファンドでの不動産鑑定・評価 |
現職 | 銀行での不動産鑑定・評価 |
2012年12月30日
おすすめ記事
- 1
-
独立社外取締役(コーポレートガバナンス・コード)について
コーポレートガバナンス・コード 2014年6月にとりまとめられた「『日本再興戦略 ...
- 2
-
独立社外取締役(コーポレートガバナンス・コード)の独立性基準について
独立社外取締役(コーポレートガバナンス・コード)の独立性基準 2014年6月にと ...
- 3
-
これまでの社外取締役/社外監査役の属性・兼任等の状況と、今後の 独立社外取締役(東証ベース)の選任についての調査・考察
株式会社コトラによる社外役員実態報告について 人材ソリューションカンパニーの株式 ...
- 4
-
職場の同僚と理解し合えないのは性格の不一致~人間関係に現れる価値観のちがい 組織理解vs他者理解~
職場の人間関係におけるアプローチについて、価値観の多様性から考えてみます。 相 ...
- 5
-
バブル体験の有無が価値観の差~70年代生まれと80年代生まれの価値観にみる世代ギャップ~
上司が、部下に的確に仕事をしてもらうために知っておくべきこと 「今の若いものは、 ...