アメリカ合衆国の歴代大統領の純資産ランキング

2016/10/10

アメリカ合衆国の歴代大統領の純資産ランキングが発表されています。大統領になっても、あまり裕福になれなかったのは、アメリカの奴隷制の廃止を求めた内戦の戦時中(1861-1865年）とその前後に活躍した大統領です。例えば、6代目アメリカ合衆国大統領のリンカーン大統領は、1861年に就任し暗殺される1865年まで大統領職についていましたが、裕福になれなかった９人の大統領の一人でした。

第27代アメリカ合衆国大統領および第10代アメリカ合衆国最高裁判所長官にもなったウィリアム・ハワード・タフトは、歴代大統領の純資産ランキングでは31位、約３億所有していたとされていますが、大統領職よりも長かった法律家としての収入の方が高かったようです。

純資産５億円として27と28位にランキングされているのはハリソン家です。

27位の第9代大統領のウィリアム・ヘンリー・ハリソンは、病気の為わずか23日しか大統領職を務めませんでしたが、妻が資産家であったので経済的に豊かであり、それを相続した孫の第23代アメリカ合衆国大統領のベンジャミン・ハリソンも同じように豊かでした。

近年では、大統領の年収自体は、約4000万円前後だが、後の講演会や出版物の印税が主な財源となるとされています。

ランキング25位のカーター元大統領は、前職のピーナッツ産業からも利益を得ていたが、主には大統領後の著書がヒットし、純資産が7億円に至りました。同じく7億の純資産をもつ38代目大統領のフォードも、主に著書により資産を増やしました。

オバマ現アメリカ大統領はランキング23位で、およそ7億円の資産を持つとされています。オバマ大統領も主な収入は、既に出版されている２冊の本です。

純資産には、大統領職につく前職の収入も含まれているので、前職で富を得ている、もしくは資産を相続している人は上位ランキングに入っています。

例えば、ブッシュ元大統領は前職の石油関連の事業で富を元々持っていて、且つ講演会などで資産を増やし続けているので、約20億円の純資産を保有し、ランキングでは17位です。ブッシュの父親であり、第41代大統領を歴任のジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシュは、同様に石油関連事業で富を得て、純資産額が23億でランキング15位となっています。

ランキング10位はクリントン元大統領で、大統領前の法律家としての財源もあり、著書や講演会で55億円の純資産を持っています。

フランクリン・デラノ・ルーズベルト元大統領は、相続した財源が多く純資産約60億円で9位ですが、従兄弟のセオドア・ルーズベルト元大統領は更に上位の4位にランキングしており、約125億円保有しています。

3位にランクインしたのは、純資産が約212億円の第3代アメリカ合衆国大統領のトーマス・ジェファーソンで、主に土地や不動産関連での富のようです。

2位は、初代アメリカ合衆国大統領のワシントンで、多くの土地を所有し、純資産は約525億円とされています。

1位は約1000億円保有のジョン・F・ケネディで、厳密にはケネディ家の富を相続するまでに暗殺されてしまったのではありますが、大統領在職中にもケネディ家の不動産や財源を利用していたとされています。

上記は、insidegov.comの記事を元に要約しました。

http://us-presidents.insidegov.com/stories/5025/richest-us-presidents?utm_medium=cm&utm_source=outbrain&utm_campaign=i3.cm.ob.dt.5025#1-The-Poorest-Presidents-43-35