転職はキャリアチャンピオンになるチャンスです~自己認識から自己変革へ!
日本の学校教育は、幼児の時から常に順位を争う競争意識を育んでいます。得手不得手よりも総合点を重視します。
では、学校教育以外ではどうでしょう。例えば陸上競技では徒競走の他に走り幅跳びなどの跳躍力を競いハンマー投げなどの投擲力を競う様々な種目があります。そして、それぞれの種目に一位のチャンピオンがいます。実社会を見ると会社組織は、職種別に構成されていて社長の技量が全ての部門でダントツということは一般的にはありえません。
臨済宗に「随所主体」という教えがあります。会社で言えば、どのような部署に配属されてもそこでチャンピオンになるべく努力することです。その繰り返しを継続する中で、最終的には社長や部門長が輩出します。
陸上競技でどの種目に適しているかを考えるように、転職を機にじっくりと自己認識を深めて下さい。多くの自己啓発書が自己認識のノウハウを解説しています。そんな中で私自身が気付きを得たのは「人生の棚卸し」です。簡単に言えば自分史の可視化です。自分の歴史を書き出して過去の幸運・不運、愉しかったこと辛かったこと等を振り返ります。その過程で自分の強み・弱みを再認識し、自己実現したい分野が具体的になり、この分野だとキャリアチャンピオンになれるかも知れない分野が出現します。
チャンピオンになるには、昨日までの生活習慣を続けていては駄目です。生活習慣というのは、昨日までの自分を維持することが心地良いために敢えて変革の意識を弱めます。昨日までの人生でチャンピオンになっていない自分がいたら今日同じ生活を継続していては、チャンピオンになるのは不可能です。
そこで自己変革が必要となります。変革というと大変なようですが、小さな変化を日常生活に取り入れます。そして継続すると新しい力となりやがて自己変革へと繋がります。それは、かって経験した横一線の競争世界ではなく、あなたが選んだあなたのポテンシャルな能力を開花させる世界です。
喫煙者が禁煙に成功するのも自己変革です。昨日までの生活習慣を継続していては、変革は起こりません。早起きの励行、1日30分の英会話練習、資格取得などなど自己変革する機会があります。自己実現を可能にする世界で、自己変革をすれば、さらに有能な新しい自分が誕生します。
あなたが適合するキャリアでチャンピオンを目指して下さい。
[文責:株式会社コトラ アフターフォローカウンセラー 土井隆司]
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