日経新聞を読まない僕は情報社会に生き残れない!~情報収集vs戦略思考~
ビジネスパーソンに求められる情報戦略について、価値観の多様性から考えてみます。
KOTORA25(コトラ25)の価値観の項目の一つに「情報収集」があります。情報収集とは、「情報が持つ価値を大事にし、内容的にも量的にも、あらゆる手段で幅広く情報を収集し活用したいという意識が強い」ことです。日経新聞をスミからスミまで読んでいるタイプですね。
もしあなたが幅広く情報を収集したり、活用したいと考えられないとしたら、現代のビジネスパーソンとして戦っていけないのでしょうか? 違います。あなたはむしろ戦略家なだけです。
通常の方法で収集できる情報の大半は「誰でも」アクセスできる情報であるとも言えます。例えば、日経新聞に載った情報はその日の午前中には大半のビジネスマンの知るところとなるわけです。一方で、仕事上は特定の業界など限定された範囲の深い情報こそが重要ですね。あなたが特定セクターをカバーするインベストメントバンカーだとして、業界のトップ5社のCEOやCFOとゴルフ友達だったら、あなたは「情報にうとい」という評価を受けるでしょうか? どう考えても情報通ですよね。
すみからすみまで新聞を読むことも戦略だが、それだけで付加価値を生む戦略か?と疑問を持つことができるあなたは、十分に戦略的な思考の持ち主です。無論、戦略ごとの標準的な成功確率というのがありますので、どのような戦略が正しいと限定はできません。
KOTORA25(コトラ25)では、他者と関わりながら仕事を進めるときの意識と行動を二つに分けて考えます。一つは「情報収集」という価値観、もう一つは「戦略思考」です。いずれの価値観も自動車のハンドルのような働きをし、あなたの仕事の進め方をコントロールしています。
例えば、戦略思考を駆使し明確なゴールを達成しようとする時、あなたは環境の変化を誰よりも早く察知するために、情報収集をとても大事にするとコトラは考えます。しかし、あなたが大事にする情報源は、尊敬する先輩との会話やビジネス・リーダーのブログ、あるいはアカデミックな書籍であって、毎日の情報が満載の新聞ではないのです。そこが価値観の違いです。
あなたの仕事の価値観をKOTORA25(コトラ25)で再発見してみましょう! www.kotora.jp/kotora25/
[文責:株式会社コトラ マネージャー 清水慶伸]
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