あなたがコロンブスだったら新大陸で成功していたでしょうか?~キャリア成功のための「気づき」、人生の棚卸から始めよう~
あなたがコロンブスだったら新大陸で成功していたでしょうか?
「自己理解の大切さ」
地球が平面か球体かの議論が盛んだった中世の時代、イタリア人クリストファー・コロンブスは、東方貿易開拓を志向していたスペイン女王イサベラの援助を受けることに成功、まさに国をまたぐ転職でした。
そして転職先であるスペインの拡大・繁栄を目指して航海を続け、1492年に新大陸を発見しました。その後、数回の航海を含めて、歴史に探検家であり航海士として名を残しましたが、残念ながら植民地での行政力は評価されなかったようです。
コロンブスが新大陸に人生を懸けたように、私たちはキャリア転機に新たな目標を定めて適職探しを始めます。新天地発見のための出航です。航路を定める中でコトラ社に出会い、めでたく目標とする新天地に入港します。そこで始まる業務環境は全く新しく新鮮です。新卒入社の時と同様に色々な経験をすることでしょう。
さて、あなたは新天地の新鮮な環境に適応できるでしょうか?
ここで大切なのが、自分自身が分かっているかということです。その確認をする方法が今迄の人生の棚卸です。
- 獲得したもの、
- 失ったもの、
- 巡り合った人々とその方たちから得たもの、
- 思いがけなく降り注いだ幸運、
- 出会いたくなかった不運、
- 恋愛、
- 学業、
- 今までのキャリアで達成したこと、
- 失敗したこと、
- 趣味
などなど書き出してください。
可視化して改めて振り返るときに、キャリア成功のための「気づき」があります。それこそが過去の人生において渦中にあるときに気づかなかった獲得物であり、今改めて気づく自分の価値であり「自己資産」です。このような自己資産を元にさらに実力アップの投資をしたり、新天地の仲間と切磋琢磨することにより職業キャリアを充実させることが新天地で求められています。
このように考えると、コロンブスが自分を理解し、自分に不足しているものを自覚して他者の助けを得ていたら彼の新大陸での活躍は、どう変わっていたか考えるだけでもワクワクしませんか。
知る人が限られている新天地で、自分を知り自分の不足分を補いながらワクワク感を持って業務遂行を続けることが出来れば、キャリア新天地での大きな飛躍へと繋がることでしょう。
[文責:株式会社コトラ アフターフォローカウンセラー土井隆司]
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