ストライクゾーンでは不十分!! キャッチャーやチームメンバーとのコミュニケーションが大事です
新天地での仕事の進め方
転職を考える時に、当然のことですが自分自身のキャリアニーズに合ったストライクゾーンの中にある会社をターゲットにします。一方で会社のニーズは、即戦力です。採用を決める時に入社翌日からストライクゾーンは勿論、キャッチャーが構えるミットに投げ込む実力発揮を期待しています。
新卒の時は、ある程度の規模の会社になると、会社の将来を託せる社員を育成するために中長期的な社員の育成をします。そして、同期入社の仲間もいて初年度は、基本業務を学び社風を身につけるといった新卒厚遇の企業文化があります。
中途採用の場合は、転職初日から実力発揮して、試合に勝つまたは好投することにより周りの信頼感が高まり、キャッチャーミットを構える位置や投げる球種にも幅が出来てきます。
それでは、転職して新しいピッチャーマウンドに立ったはいいが、キャッチャーミットのあるところに上手く投げられない場合はどうしましょう。野球では、キャッチャーや野手、コーチ等がピッチャーマウンドに集まって続投か否かなど改善策を協議します。
企業ではどうでしょうか?会社は転職者を選んだ責任もあるわけで、何とか実力を発揮してこのピンチを乗りきってくれと願っています。ここで必要になってくるのが「報・連・相」です。上司や関係する同僚・部下に守備範囲の進捗状況を「報・連・相」の形で、出来るだけ頻繁にコミュニケーションすることです。
「転職後の最初の100日間」といいますが、実績を作り仲間の信頼を勝ち得るためにとても大切な期間です。100日間で結果を出せない業務もあります。その場合でもプロセス管理でアピールする必要があります。業務遂行過程を通じて、新しい仲間たちがあなたを知り、あなたが周囲の人たちを知ります。この間は、新天地での仕事を軌道に乗せるために今迄以上の研鑽を積む必要があります。わずか3ヶ月余りです。
そのあとには、「報・連・相」でお互いを知った新しい仲間が出来て、上手く行かないときにはマウンドへ駆け寄り一緒になって善後策を考えてくれることでしょう。
(文責:株式会社コトラ アフターフォローカウンセラー土井隆司)
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