あなたは部下の仕事上の価値観をわかっていますか? あなたのマネジメントが問題です!
お互いの価値観を理解することから始めるマネジメント
あなたはマネージャーです。期待するパフォーマンスを実現してくれない部下がいます。あなたはコーチングと称して、日々、具体的に指導しますが、事態は全く改善されません。業を煮やしたあなたは、細部に渡り逐次の手順書を示し、それに沿って仕事をするよう強く要求し監視します。一週間が過ぎた頃、部下は欠勤し始めました。
こんな状況を経験されたことはありませんか。このような場合、大抵、部下そしてあなたの価値観に対する認識や理解不足を疑ってみることが大事です。
仕事上の行動に対する価値観は、仕事のやり方、行動に影響します。仕事のゴールは一つでも、そこに至るまでのやり方、そして価値観はさまざまです。
たとえば、お客様に自社製品の提案に行くとなった時、あなたはどう行動しますか?
1)お客様の意思決定者をたどるため、名刺ファイルをだして人脈をさがす。
2)日経新聞を代表とするメディアの検索サイトで情報を収集する。
3)お客様の若手の担当者に電話で面談依頼を入れる。
4)お客様のIR情報を分析し課題を明確にする。
もちろん、全部というのが望ましいでしょうが優先順位はいろいろでしょう。マネージャーのあなたの優先順位が正しいとはいえません。一方的にIR情報を分析しろと指示されても、部下にとっては価値観の押し売りと感じられます。せっかく懇意にしてもらっているお客様の若手と会う予定にしていたのにIRの分析に時間を使うことになってしまったら、部下のあなたに対する評価が下がってしまうのです。
仕事のゴールにより早く高い水準で到達させようと考えるならば、部下それぞれの価値観を理解し、その価値観に合ったコミュニケーションやマネジメントを試してみるべきです。
マネジメントで、部下の価値観、そしてあなた自身の価値観に思いを馳せたことがありますか? 是非、あなたとあなたのチーム全員でKOTORA25(コトラ25)の価値観アセスメントを試してみましょう。必ずチームパフォーマンスを上げるきっかけが見つかります。
あなたの仕事の価値観をKOTORA25(コトラ25)で再発見してみましょう! www.kotora.jp/kotora25/
[文責:株式会社コトラ シニアアドバイザー 森健]
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