2016年のMBA卒業生、世界で売り手市場に
2016年は経営学修士(MBA)を取得する卒業生にとって非常にいい年になりそうである。
ビジネススクールはMBA卒業生の就職先や給与額について、数カ月たたないと公表しないが、企業の採用担当者を対象にした調査によると、今年の卒業生の就職環境は非常にいいようだ。
MBAについて調査しているGMACのレポートによると、今年MBAを取得する卒業生を採用する計画だと答えた採用担当者の割合は調査対象企業の約88%と、昨年より8ポイント増えた。調査は世界40か国の530を超える企業を代表する842人の雇用主を対象に行われた。
米国に拠点を置く企業がMBA卒業生に提示予定の初任給は中央値が10万5000ドル(約1075万円)。昨年の10万ドルから上がっている。全世界では雇用主の半数以上がMBA卒業生の初任給をインフレ率と同じ化それ以上の比率で引き上げる意向だと回答した。
調査は今年2-3月にかけて実施されたもので、先週英国で行われたEU離脱の国民投票結果を受け、今秋以降の採用計画が変わる可能性もある。
GMACは上記調査とは別に、世界の特定地域の1282社を対象に、MBA人材に対する採用意欲を探る調査も実施している。それによると、MBA人材を採用する計画だと回答した企業の割合はドイツが35%、英国が38%、フランスが39%、米国が52%、インドが66%、中国が70%となっている。インドと中国でMBA人材を採用する意欲が高いことが伺える。
以上、Wall Street Journalより要約・引用しました。
http://www.wsj.com/articles/m-b-a-grads-get-big-welcome-to-workforce-1467133179
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