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人と組むか、ひとりでやるか~組織には価値観がある。そこに働く者にも価値観がある。

 

人と組むか、ひとりでやるか 組織には価値観がある。そこに働く者にも価値観がある。

 

ドラッカーに学ぶ、成果を上げるための価値観~私の人生を変えた7つの経験

 

組んだ方が良いのであればどのように組んだときよい仕事ができるかを知らなければならない。チームの一員として働くとき、最高の人がいる。助言役として最高の人がいる。教師や相談役として最高の人がいる。相談役としては、まったく価値のない人もいる。(P.F.ドラッカー『プロフェッショナルの条件』上田惇生編訳、ダイヤモンド社、2000年、116頁)

組織において成果を上げるためには、働く者の価値観が組織の価値観になじまなければならない。同一である必要はない。だが、共存できなければならない。さもなければ、心楽しまず、成果もあがらない。(同上、117頁)

 

社会活動をする上ではチームという単位が常に問題となる。複数が集まれば複数の価値観が存在するからだろう。

目先の数字にこだわる上司とその上司と仕事を進める部下。

team-720291_640とにかく数字を上げろ、と言われても会社の向かっている方向性も分からないままではいいパフォーマンスは出せないと部下は悩み、嘆く。一方で、目に見える成果を上げなければマネジメント能力が問われると思い、まずは数字、となってしまう上司。

チームでプロジェクトを進める上での利点は多様性である。視点が増え、補い合うことができるからこそ新たなチャレンジを試みることができる。その際には、他者を受け入れること、違いを享受することが前提となる。

 

さて、お正月の風物詩である箱根駅伝では、青山学院大学陸上部が2年連続の総合優勝を果たした。しかも1区から一度も首位を譲らず完全優勝を成し遂げている。

このチームの強さは様々なところで検証されているが、そのひとつに最終目標だけを立てるのではなく、目標を細分化しているところにあるとされる。 予選突破を「長期目標」とし、チームでの記録を縮めるために、メンバー10人で割っていくと、1人1年あたり何秒ずつ縮めていくのかということを「中期目標」とし、1カ月で縮める1人あたりのタイムが「短期目標」となる。

street-marathon-1149220_960_720「走る」という孤独な戦いも、チームでお互いを支え合い、励まし合い、ライバルとなることで、一人では成し得ない良い結果を生み出す効果が見事に表れてくる。

 

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[文責:株式会社コトラ 内田朋子]

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