あなたの時間軸は今の社会に適合していますか?
ここでいう時間軸とは、日常生活で時が経過する早さのことです。時間が早く進むと結論も早く出す必要が出て来ます。いい考えを出せても二番煎じだと効果は半減します。
時空の世界で考えてみましょう。江戸時代は江戸と大坂間で情報を運ぶ飛脚がいました。約500kmの距離を、一週間かけて情報伝達していたそうです。高額飛脚の場合は、数人の飛脚がリレーして2日間で届けたそうです。
産業革命を経て、鉄道さらに航空手段の発達により、時間は大幅に短縮されています。そして日進月歩の情報革命が進行する現代、大容量の情報も瞬時に伝えられるようになりました。今昔を問わず“時は金なり”は不変の真理ですね。
このような変遷の中で、人は過去に経験したことのない速さで思考し結論を出して伝えることを必要とするようになりました。速考速断が必要な訳ですが、一方で広く深く考える必要があります。具体例で考えてみましょう。
営業マンが大型案件をつかもうとしています。
以前なら稟議書でいくつも押印して提案内容を審査・決定していました。提案書作成のために情報収集し検討を重ねて時間をかけていましたが、現代では情報の収集はInternetで瞬時に可能です。検討・根回しも多くはメールで済ませることが出来ます。
ここに即断即決を導く速考速断スキルの向上が必至となって来ます。
そこで必要となって来るのが、速断のためのリフレッシュした精神状態です。心身のバランスのとれた状態を維持するためには、日常生活にスイッチOn・Offのメリハリをつける必要があります。
瞬時に別の世界に入り時間を決めて集中して堪能することをお勧めします。
アメリカのグローバル会社では、社内にジムを設置して就労時間中にリフレッシュしたい人はいつでも運動に汗を流すことを勧めています。
20年前に実際に体験しましたが、進化する情報化社会に会社を上げて取り組む例といえます。
適度の運動が、眠っていた身体の器官を目覚めさせる一方で、自律神経のバランスを整えてくれます。さらに、左脳ばかり酷使していたのを右脳をOnさせて、創造的思考へと向かわせてくれました。
時間軸は、驚異的な早さで進化して、人類に思考的速度変化を求めています。思考的ペース配分に決められたメニューはありませんが、少なくとも昨日の思考方法・思考スピードでは追いつきません。
情報化社会が0or1、All or Nothingで効率化を進化させる現代社会に生きる我々こそ日常生活でOn or Off をハッキリ使い分けるスキルを向上する必要があります。
[文責:株式会社コトラ アフターフォローカウンセラー 土井隆司]
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