ライフ・ワークバランス重視の若手の要望を無視できなくなったゴールドマン・サックス
「彼らはゴールドマン・サックス等のようなトップクラスの投資銀行に入るには入りますが、2年のアナリストプログラムを終えると、『これでレジュメに箔がついた。次に移ろう』と、より拘束時間の短い業界への転職を模索し始めるのです。如何に最短期間でキャリアアップを図るかに余念がありません」
また、3年目のアソシエイト昇進後は、本人希望により1年間のジョブ・ローテーションを可能とし、例えばNY採用のバンカーが、1年間香港の投資銀行で働くことも可能としバンカーとしての経験を蓄積する機会を積極的に与えます。また、Vice Presidentへの昇進にかかる期間も、伝統的な6.5年から5.5年に短縮しました。
またアナリスト時代は、徹夜も珍しくなく、起きている時間のほとんどをオフィスで過ごすのが当然という環境でした。現在はワーク・ライフを重視する若手を社に引き留めるため、金曜日に新規案件にアナリストを配属したり、アナリストが土曜日に出社することを禁止しています。
おすすめ記事
- 1
-
独立社外取締役(コーポレートガバナンス・コード)について
コーポレートガバナンス・コード 2014年6月にとりまとめられた「『日本再興戦略 ...
- 2
-
独立社外取締役(コーポレートガバナンス・コード)の独立性基準について
独立社外取締役(コーポレートガバナンス・コード)の独立性基準 2014年6月にと ...
- 3
-
これまでの社外取締役/社外監査役の属性・兼任等の状況と、今後の 独立社外取締役(東証ベース)の選任についての調査・考察
株式会社コトラによる社外役員実態報告について 人材ソリューションカンパニーの株式 ...
- 4
-
職場の同僚と理解し合えないのは性格の不一致~人間関係に現れる価値観のちがい 組織理解vs他者理解~
職場の人間関係におけるアプローチについて、価値観の多様性から考えてみます。 相 ...
- 5
-
バブル体験の有無が価値観の差~70年代生まれと80年代生まれの価値観にみる世代ギャップ~
上司が、部下に的確に仕事をしてもらうために知っておくべきこと 「今の若いものは、 ...